花儿与少年第1季第3期(Divas hit the road Season Ⅰ)
【ルール】
・この日のテーマは「ローマの休日」編
・1回目のヘルプを使用(次の目的地まで全員分のスーツケースをスタッフに運んでもらう)
【観光場所】
・コロンナ宮殿
・真実の口
・トレビの泉
・スペイン広場
・サンジミアーノ
【学べること】
・課題解決
・サプライズ演出
・旅とは?
【意識すべきこと】
選択する
提案する
【差別化】
多くの人→サプライズはいいもの。人生の節目や大切な日にサプライズをすると他人は喜び、自分のことを褒めてくれる。だから、プロポーズや誕生日などといったイベントでは、凝ったサプライズを用意すべきと思う。旅行は楽しいもの。海外旅行で行った国の数を自慢したい。旅行に行って人生観を変えたい。自分探しの旅に出たいなどと思う。
自分あなたならどうしますか?
【考えると良いこと】
・前提条件
「状況」
毎日の生活費が限られている・未知の土地・自国の言葉が通じない環境
「人」
異なる世代で構成された組織
「獲得したいもの」
ルーティンから脱却した幸せな生活
新しい経験
新しい人間関係の構築
コミュニケーションの重要性
【注目すべき焦点】
1.旅行でありがちな待ち時間
→ある人の下手なサプライズによって、仲間の怒りのボルテージを上げてしまった
→仲間たちが一言「前もってひとこと言ってくれればいいのに」
サプライズ。好きか嫌いかが真っ二つにわかれる、一種のイベントだと思います。こんなことをしてくれるなんて嬉しい!最高!ありがとう!と褒められるかまたは、自己満足、自分勝手、人を驚かせることで快感を得ようとするような人という烙印を押されてしまうか。場合によっては、ずっと伝えず黙っていることによって、相手が精神的に大きなストレスを抱えてしまうときもあります。
例えば、プレゼントを例に挙げてみましょう。サプライズをして相手に喜ばれる前提は、相手がそのプレゼントを欲しかったけど、まだ買っていなかったとき。こういうときに、サプライズは喜ばれると思います。あなたの恋人はバレンシアガのスニーカーがほしいけど、手に入れていません。誕生日を迎えるので、それをこっそりと用意しプレゼントをしようと思います。こういう場合は、高確率で喜ばれるでしょう。しかし、あなたは恋人に高級ワインを用意しプレゼントをしようと考えました。こういう場合は、喜ばれる可能性がきわめて低くなります。
だからサプライズをやるのではなく、相手に何が欲しいか聞いてしまうほうがいいです。サプライズをやる側というのは、相手のリアクションに対して敏感になります。期待してしまいます。だからサプライズをあげたくなります。しかし、サプライズをされる側は自分が欲しいものをもらったほうが嬉しいです。
この番組ではこんなサプライズが、周りの人を混乱に巻き込みました。ある男性は早朝に旅の仲間に何も伝えず、一人でこっそりと出かけてしまいました。彼はレンタカー屋に行って車を二台借りようと考えました。なぜなら、次の目的地に行くのにレンタカーを借りる必要があったからです。旅の途中、仲間の中にはレンタカーを借りられたかを彼に何度も聞き、不安になる人もいました。ただ彼は当日のそのときまでずっと、レンタカーについては打ち明けませんでした。
最終的にレンタカーを借りられ、車に乗って帰ってきました。すると、仲間たちはいっせいにこういいました。
「一言言ってくれればいいのに」
下手なサプライズはかえって、仲間の怒りや反感を買うだけになってしまうのです。サプライズの演出が好きだけどあまり上手ではない人はこういうやりかたをしがちです。さきに悪い事態を想像させてから、あとで良い結果を用意するという原理。つまり、相手のリアクションに期待してしまうのです。本来は相手に喜んでもらうためにサプライズをしかけたつもりが、単なる自己満足になってしまうパターンになってしまう。
サプライズは計画外の出来事であるため、不安もしくはストレスを引き起こす可能性があります。また、期待と現実のギャップが失望を生むこともなくはないでしょう。サプライズをしたからといって、必ずしも誰もが幸せになるとは限りません。サプライズが好きか嫌いかは、個人の性格、経験、文化的背景に大きく依存します。どちらの立場も理解し、尊重することが重要です。しかし、サプライズを計画するときは、相手の好きなものや反応を十分に考慮することが大切です。
2.旅とはなんだろう?
まず、番組が放送されたときの字幕をご覧ください。
「其実,世間所有的相遇不是久别重逢,就是后悔莫及。人生如旅,簡単点。你打得赢怪物,就收得到礼物。」
これを日本語へ翻訳すると、こうなります。
「実は、世の中のすべての出会いは長い別れの後の再会であるか、後悔しても取り返しがつかないかのどちらかです。人生は旅のようなもの、シンプルに。怪物に勝つことができれば、プレゼントを手に入れることができます。」
正直に言って、何が言いたいのかがさっぱりわかりません。読者のみなさんも「いったいどういうこと?」と思われているのではないでしょうか?そこでいったん、【考えると良いこと】の項目を振り返ってみましょう。
わたしたちがここで学びたいことはなんだったでしょうか?「状況」は毎日の生活費が限られている、未知の土地、自国の言葉が通じない環境でした。「人」は異なる世代で構成された組織でした。「獲得したいもの」はルーティンから脱却した幸せな生活、新しい経験、新しい人間関係の構築、コミュニケーションの重要性でした。
そう考えると・・・
この字幕から、番組はおそらく人生で避けることのできない側面を伝えたかったのではないかと思います。予想だにしなかった出会い、いつかは訪れるであろう別れ、そして挑戦することとその報酬。それに関係する深い洞察を視聴者に伝えたかった。そう思うのです。人生を旅に例えることで、人々がその過程で直面するさまざま試練や困難を乗り越え、その結果として得られる成長や報酬を強調しています。このメッセージは、人生の旅を肯定的に捉え、挑戦を恐れずに前進することの大切さを示唆していると考えられます。
なぜ人生を旅に例えたのか?そのメリットは以下のように考えます。
柔軟性と適応力。 旅は不確定な出来事がたくさんあります。目的地のレストランが長蛇の列で、1時間は待たないと食べれない。予定していた劇の会場に行ったけど入場時間に間に合わず、入れなかった。このようなことがあると思います。人によっては、こういうトラブルにあったことがある人がいるのではないでしょうか。目的地にバスに乗らなければなりませんでした。そこで、見知らぬ人にどのバスに乗ればいいか聞きました。これに乗れと言われたので乗ったら、待てど暮らせど目的地につきませんでした。最終的には、そのバスは目的地に行かないとわかり、ストレスに感じました。「あの人に騙された」と憤慨しました。そんなことって、聞いたことがありませんか?
このようなトラブルは人生にもよく起こりえます。計画通りに進まないことが、山ほどあるでしょう。毎日1時間は必ず英語を勉強すると決めても、体調が悪かったり友達と喧嘩したりして勉強どころじゃなかった。いつも通りの時間に電車に乗って会社に行こうとしたら、自己で遅延して次は何時に運転再開するのかわからない。こういう不確定なことは、普通に起きますよね。旅をすることで小さな変化に適応し、柔軟に対応する能力が養われます。
新しい視点の獲得。 旅を通じて新しい文化や考え方に触れることで、物事を多角的に見ることができるようになります。多様な考え方に触れられることは、旅をすることの意義の一つです。狭い日本のなかでの正解が、世界のある側面では不正解であることがあります。例えば、日本では文系は大学院に行かず就職するのが正解、という風潮があるように思います。理系なら大学院に行くのもわかるけど、文系が大学院に行って意味があるのか?と。しかし中国を例に挙げると、わりと文系が大学院に進学するのは普通のことといっても過言ではありません。理由はさまざまあるでしょうけど、わたしは大学院に進学する多くの中国人学生と出会いました。
このようなことは、人生にも同じことがいえます。いつもとは違った経験や普段には絶対にないであろう新たな出会いが、新しい視点を提供してくれます。海外に行くと、日本文化とは違った多様な考え方に触れることができます。さきほどもいいましたが、必ずしも日本のなかでの正解が、唯一の正解であるわけではありません。これは決して、日本が不正解だとは言っているわけではない。一つの物事に対して、こちらから見れば正解かもしれないけど、あちらから見たら不正解かもしれません。いろんな視点から物事をみていけばいいのです。
人生や旅を肯定的に捉えることで、なぜ挑戦を恐れずに前進することが大切なのか?そのメリットは以下のように考えます。
自信の構築。海外旅行での困難を乗り越えることは、自己効力感を高め、自信を構築します。はじめは言葉が通じなかったから、ご飯の注文ができなかった。スーパーで大量に食材を買ったのに「袋をください」が言えなかったので、なんとかマイバッグで持ち帰った。地下鉄で切符の買い方がわからず、目的地に行くのを諦めてしまった。そんな苦い経験をしたことがある人はいるでしょう。この経験から自信を失ってしまったなんている人も少なくないと思います。
人生において幸せを「できないことができるようになること」としたら、それらの経験ができるようになったら、自分への自信がますます大きくなります。自分にはこんなことができるんだ!自分は困難に出会ったら、こうやって対処して壁を乗り越えていけるんだ!このように、人生のほかの面での挑戦にも前向きに取り組む姿勢を生み出し、さらに幸福感を高めます。もしあなたが料理が作れる人になったら、恋人に喜ばれるでしょう。もし掃除が上手ならば、パートナーが褒めてくれるでしょう。困難を力に変えることが、自信の向上に繋がるのです。
自己理解の向上。自分自身の強みや弱みを認識することで、自己理解が深まります。この自己理解は、自分自身にとって何が重要か、何に価値を置くべきかを理解するのに役立ち、より意味のある決定を下すことができます。また、自己理解が深まることによって、人間関係の改善にも繋がります。自己理解の向上は他人との関係を、より健全に築くことができます。ありのままの自分を受け入れることができれば、他人に対する共感や理解が深まり、より充実した人間関係を築くことができるようになります。
自己実現。 挑戦に直面し、それを乗り越えることは、自己実現への道です。自分の限界を突破することで、自己の可能性を最大限に引き出すことができます。旅行に行ったら絶対にこれをやってやろう!とか、ここに行ってこれを成し遂げてやろう!とかあると思います。例えば、海外で現地の友達を作りたい!と思ったとします。それを達成するのは、そうたやすいことではないと思います。さまざま条件をクリアしてはじめて、その目標に到達できます。
このようなことは、人生にも同じことがいえます。例えば、目的地の到達がそれです。ある目標や夢を達成すること、それが長期的なキャリアの目標であれ、個人的な成長の目標であれ、あるいは特定のスキルや知識の習得かもしれません。みなそれぞれの重要な目標がありますよね。その過程で直面する困難や障害を乗り越えることは、人生におけるさまざまな挑戦の克服に相当します。これは、困難な状況や逆境を乗り越え、より強く成長する過程を示します。
不安の克服ができる。挑戦を恐れずに受け入れることで、不安や恐れを克服する力を身につけます。海外旅行に行くと、不安や恐れはつねにつきまといます。自分の語学力は通用するのか。もし貴重品を失くしてしまったらどうしよう。そのような未知への恐れがあります。なんといってもわたしたちは人間ですから、本能的に未知のことや予測できない状況に対しては不安を感じます。海外に行くと言語、文化、環境などといった未知の要素が多いので、これが不安を引き起こす原因となります。それにストレスの要因が加わるとどうでしょうか。言葉がわからない、道がわからない、見慣れない通貨を使うなど、日本での日常とはまったく別世界の状況に適応する必要があります。これらのストレス要が、不安や恐れを生じさせます。海外での経験が少ないことで、不安がいっそう募ることもあります。海外旅行の経験が少ない人は、予期せぬ状況への対応能力に自信がなく、不安を感じやすくなります。このような不安に対して克服しようと前に進むか、不安や恐れに向き合えず挑戦しようとしないかは、あなたの幸せに左右することになるでしょう。
これは人生の他の多くの面においても役立ちます。例えば、新しい技能や趣味の学習があてはまります。新しい趣味を始めるとき、わたしたちは往々にして初心者になるのを恐れてしまいます。はじめてのことに対する不安は、初めての海外旅行で経験するような未知への恐れに似ています。人間関係の変化もこの一例です。進学、留学、就職、転職など、新しい人々との出会いにおいて、新しい文化や環境に適応することに伴う不安と似ています。そのような場合に、新しい挑戦を恐れずに受け入れることで、不安や恐れを克服する力が身につけられるでしょう。
人生を旅と捉え、挑戦に積極的に取り組むことは、より豊かで満足のいく人生へと導く重要なステップです。
【内容】
・みんなで朝食の食事中に1人ホテルに戻ってカップラーメンを食べるのはありか?
→節約して好きなものを買う+みんなに奢るチャンスを窺うため
・お金がないのに食事しに行く
→後払いしようと考える(身分証を預けてデポジット代わりにするorあとでお金を払いに来る人が来ると伝えておく)
・自国のファンと遭遇し「食べ物を奢ってくれたら写真を撮らせてあげる」と指示するのはあり?
・早朝に仲間に何も伝えず出かけてしまうのはあり?
→サプライズをしかけようとしている?
→レンタカー屋に行ったが借りられなかった
・予約時間に間に合わずに入館拒否されたら?
→ダメもとで説得?
・次の日に借りる予定のレンタカーを前日になっても借りていなかったら?
→しかも「明日のことは明日やろう」と返事されたら?
・タクシーを捕まえられずスタッフの車に乗車して目的地に向かうのはありか?
→ルール破り、時間orお金(のちに罰金)
→スタッフ激怒「突然のトラブルでカメラが足りなくなってしまった」
→自分勝手な行動ダメ
・長蛇の列の待ち時間に真心话大冒险
→あるゲームで負けたら真心话or大冒险を選択
→真心话=誰か1人に質問されたら必ず真実を答える/大冒险=言われたことを実行しなきゃいけない
・歳上は歳下に教育したがる「今の若者は・・・」といってディスりたがる
→本当にそうなのか?歳上の人生経験は正解だらけなのか?ここの人生経験や経歴をわかって言っているのだろうか?
・実質200ユーロのところ50ユーロになった
→スタッフが150ユーロをプレゼントした
→ぼったくりに出会ったらどう交渉する?
・旅行でありがちな待ち時間
→下手なサプライズは仲間の怒りや限界のボルテージを上げるだけ
→仲間たち「一言言ってくれればいいのに」
・運転中に道に迷ったらどうする?(地図。標識、アプリ)
→海外旅行はトラブルを楽しめる人じゃないと向いていない
・ヨーロッパの高速道路でゆっくり走行
→交通違反切符を着られる?周りのスピードに合わせる?ルールに従う?
・車の移動時間が長過ぎて車酔い、身体の痛みが起きたらどうする?
【課題解決の例】(番組内より)
・みんなで朝食の食事中に1人ホテルに戻ってカップラーメンを食べるのはありか?
・自国のファンと遭遇し「食べ物を奢ってくれたら写真を撮らせてあげる」と指示するのはあり?
・早朝に仲間に何も伝えず出かけてしまうのはあり?
・予約時間に間に合わずに入館拒否されたら?
・次の日に借りる予定のレンタカーを前日になっても借りていなかったら?
・タクシーを捕まえられずスタッフの車に乗車して目的地に向かうのはありか?
・運転中に道に迷ったらどうする?(地図。標識、アプリ)
・車の移動時間が長過ぎて車酔い、身体の痛みが起きたらどうする?
【疑問点】
・中国人がいう「没办法」=「なすすべなし」?
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