「好きになったのが中国人女性だった」
今でこそ国際恋愛は珍しくなくなりました。それでも「中国人女性」と聞くと、少し身構える人がいるのも事実です。
あなたもそうではありませんか？
「中国人って自己主張が強くて、わがままそう」
「なんとなくムカつく人が多い気がする」
そう思っている人がいたとしても、不思議ではありません。
しかし私は、7年前に中国人女性と出会い、4年の交際を経て結婚しました。いまは夫婦として日常を共に過ごしています。
ただ、正直に言います。
毎日が「文化との格闘」です。
もちろん、愛があるからこそ続けられている関係ですが、文化の違いに悩んだことは一度や二度ではありません。
今回はその体験から、中国人女性と付き合うときに知っておきたい5つのリアルをお伝えします。もしかしたら、あなたの中にあるモヤモヤが少し軽くなるかもしれません。
① 嫉妬深さはもはや才能
中国人女性と付き合って最初に驚くのは、「自分だけを見てほしい」という強い感情です。
たとえば、職場の女性と2人でランチをしただけで、真顔で問い詰められます。「なんで女の人と2人きりで食事するの？」と。
こちらからすればただの同僚でも、彼女にとっては浮気寸前の行動に映ってしまうのです。
さらに、SNSにも目を光らせています。
男性であれ女性であれ誰かからコメントがつき返信すると、それだけで「なんでこんなに楽しそうにしてるの？」と表情が曇ります。
まるでレーダーが常に発動しているような感覚です。
最初は正直、しんどかったです。しかし、それは彼女なりの本気の愛情表現でした。自分だけを、全力で見ていてほしい。四六時中、愛されていたい。
そう願う姿勢は、ある意味では純粋すぎるほど真剣でした。
②世界観は「あなたは私のモノだから」
ある日、彼女が真剣な目でこう言いました。
「あなたは私のモノだから」
冗談かと思いました。しかし、目は笑っていませんでした。ここにあるのは、「所有」という感覚です。
中国人女性は、愛する人を完全に自分のものにしたいと考えています。だからこそ、どこにいるのか、誰と会っているのか、細かく知りたがります。
連絡の返信が遅いと、不安になります。
また、SNSで他のカップルが仲良くしている写真を見ると、比較して落ち込みます。
「あのカップルは、あんなに幸せそうなのに」
「なんで私たちは普通なの？」
そんなふうに表情が曇った日もありました。
彼女の愛情は重い。しかし、それは彼女が大切にしている証拠でもあるのです。
③ ケンカすると謝らない
恋愛において「謝ること」は、関係を保つ潤滑油のようなものです。しかし、中国人女性との恋では、その潤滑油がうまく機能しません。
理由はシンプルです。彼女たちは、謝らないからです。
なぜか？
それは、謝った瞬間に「自分の価値」が崩れてしまうと思っているからです。
この背景には、中国の一人っ子政策があります。
一人っ子として育った多くの中国人は、親から「あなたは特別だ」と言われ続けて育っています。
「あなたは賢い」
「あなたは間違ってない」
だから、「自分が正しい」という意識がとても強くなります。そのため、ケンカをしてもこう言われるのです。
「私は正しい。あなたが変わって」
この言葉に、何度ココロが折れかけたかわかりません。
④ 謝らないのはプライドの問題
この部分はとても重要なので、もう一歩深く掘り下げます。
中国には「面子（メンツ）」という概念があります。これは、プライド・体面・自尊心を守るための文化的な価値観です。
日本人が大切にする「和」「調和」とは少し異なります。中国人にとって、謝罪とは「面子を潰す行為」です。
つまり、「謝る＝負ける」という図式が無意識のなかにあります。
私たち日本人が当たり前にやっている「ごめん」のひと言が、彼女たちにとっては自己否定と同じ意味なのです。
この感覚の違いを知らないと、いつまでもこう思ってしまいます。
「なんで謝ってくれないんだ」
「俺のこと、どうでもいいのか？」
しかし、それは誤解です。
彼女はあなたを思っていないのではありません。ただ、文化が違うだけなのです。
中国人が謝らない理由は、こちらでも解説しています👇
⑤「私、中国人っぽくないの」には注意せよ
これは意外と多くの人が見落としがちな落とし穴です。付き合う前、こう言ってくる中国人女性は少なくありません。
「私、他の中国人と違うから」
「中国人っぽくないって、よく言われるの」
その瞬間、こちらは安心します。「この人は特別なんだ」と思い込んでしまうのです。
しかし、実際に交際が始まってみると、その「特別さ」はどこかへ消えてしまいます。むしろ、自己主張の強さも、嫉妬深さも、典型的な中国人女性だったりします。
ここで大事なのは、「違う」と言ってくる人ほど「典型的な中国人」かもしれないという視点です。
もちろん、すべての人に当てはまるわけではありません。ただ、こうしたアピールには「中国人らしさを嫌う日本人に対して安心感を与えたい」という意図がある可能性があります。
本質を見誤らないようにしてください。
恋をする前に知っておきたかったこと
中国人女性との恋愛には、たしかに大きな壁があります。しかし、それは「悪い文化」ではありません。
ただ、違うだけなのです。彼女たちにとって、嫉妬も独占も謝らないことも、すべては愛のカタチです。
それを誤って性格の問題として処理してしまうと、すれ違いはどんどん大きくなります。
文化の違いを、まずは「違って当然」と受け入れてみる。そのうえで、お互いが歩み寄っていく。
私もまだ、完璧にできているとは言えません。しかし、7年間彼女と向き合ってきて、ひとつだけ確信していることがあります。
「文化を理解することは、愛を長持ちさせる第一歩」だということです。
あなたの恋愛が、少しでも長く、そして穏やかでありますように。
この記事がその小さなヒントになれば、これ以上に嬉しいことはありません。
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